キャッシングは身を滅ぼす早道。利息は20%近くと異常に高い

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 テレビのCMで明るく堂々と宣伝しているし、街のあちこちにキャッシングマシンがあるからと、キャッシングにまったく抵抗のない人たちが増えています。これはものすごく危険な状態と言えます。

 「キャッシング」とカタカナで書くとその本質が隠れてしまいがちですが、実態は現金=キャッシュの借り入れ、つまり「借金」です。そして、借金はあなたの身を滅ぼすいちばん簡単な方法といえます。よくわからずに借りている人も多くいますが、利息は法改正後も2割近くあります。

 普通の人が借金でどんなふうに滅んでいくかは、あの名作漫画『ナニワ金融道』を読んでください。念書はなぜ書いてはいけないか、どうして借金で身を滅ぼすのか。ぜひ20代のうちに読んで頂きたい内容です。

 最初は3万円とか、5万円とか小さい金額を借りて、きちんと返済します。返済できたから次は安心してもっと大きい金額を借りてしまいます。ところが借入額が10万円を超えると、返済が難しくなり、Aという会社からの借金をBという会社からのキャッシングで返済してしまうというサイクルに入ります。これを繰り返すと、借金が数百万円に膨らむまで数年程度しかかかりません。

 返済期間の長い住宅ローンなら1000万円借りても返すことができますが、キャッシングの返済期間は数ヶ月〜3年程度です。ですから、理論的に返済するのは不可能となり、行き着くところは夜逃げか自己破産となってしまいます。最悪、自殺してしまう人もいます。消費者金融だけでなくクレジットカードのキャッシングも同様のリスクをはらんでいます。

 万一持ち合わせがなく、キャッシングをしてしまったら、1日も早く全額を返してしまうことです。そして二度と利用しないということを肝に銘じておいてください。