外貨に投資する時は、為替手数料分以上の利益を出す。

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 いろいろな外貨投資がありますが、すべてに共通する注意点があります。それは次の2つです。

1. 為替リスクがある。
2. 為替手数料がかかる。

 為替リスクとは、為替レート(1ドル=◯◯円という交換レート)が、日々変わることによって、損をする危険のことです。

 10万円を1ドル=100円の時にドルに替えると1000ドル、その後1ドル=90円と円高ドル安になった時に、1000ドルに戻すと9万円になります。このように、預けた時より引き出す時に円高になると損が出ます。これが為替リスクです。為替が逆に動くと儲けが出ます。引き出す時に1ドル=110円の円安ドル高になっていれば、10万円が11万円になり、1万円の利益が出ます。

 為替レートは日々変わりますが、この幅は意外に大きく、1年で30〜40%動くこともあります。株式とそう変わりません。このリスクの大きさを知った上で挑戦してください。

 為替手数料は、円を外貨に、外貨を円に替える時の手数料で、預ける時と引き出す時と2回かかります。アメリカ・ドルの場合、都市銀行などでは1ドルにつき片道1円、往復(円→ドル、ドル→円)で合計2円かかります。証券会社の外貨MMFは、片道0.5円のところが多く、ネット銀行では片道0.25円のところもあります。1ドル=100円で往復2円の手数料がかかれば2%、つまり2%以上の利益がでないと、手数料を引いたらマイナスになってしまいます。

 手数料が高いと、利益が出にくいですし、外貨投資をする時は、手数料がいくらかかるかを必ず計算してみることが大切です。