自営業者やフリーターの人は、必ず国民年金保険料を払っておく。

 日本に住んでいる以上、国の年金制度抜きの老後は考えられません。退職までにいくら貯めなければいけないかも、年金がいくらもらえるかによって変わってきます。


 年金制度の全体は下記のようになっています。自営業者、フリーランスは国民年金を自分で払う「第1号(被保険者)」、サラリーマンは、厚生年金保険料(ここに国民年金保険料も含まれます)を給料から天引きされる「第2号」です。公務員も第2号ですが、加入するのは共済年金です。サラリーマンや公務員の妻(または夫)で年収が130万円未満の人が第3号です。


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第1号被保険者→ 老齢基礎年金

第2号被保険者→ 老齢厚生年金、老齢基礎年金

第3号被保険者→ 老齢基礎年金


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 職種で加入する制度が違うという点からして、日本の年金制度はおかしいともいえます。

 
 基本的に20~60歳で日本に住んでいる人は、全員が「国民年金」に加入することになっています。これは義務です。第1号で滞納している人はたくさんいますが、国の年金制度からは、65歳からもらえる「老齢年金」だけでなく、病気やケガで体に障害が残った時は「障害年金」、おもに父親が亡くなった時に遺族に払われる「遺族年金」もあります。老後のためだけではないので、自営業者やフリーランサー、フリーターも国民年金保険料は必ず払っておきましょう。