3ヶ月以上の同棲は人生の無駄遣い

 なかなか結婚の決心はつかないけれど好きだから、という理由で一緒に暮らすカップルも増えています。この形をここで「同棲」と呼ぶことにします。「結婚」という制度が嫌だから入籍しないという信念のあるカップルは除きます。

 結論から先にいうと、同棲ではお金は貯まりません。2人の全然違う人間が一緒になって、お金を貯めるには「長期の一致した目的」が必要です。家を買いたいとか、子どもにちゃんと教育を受けさせたいとか、将来独立したいとかです。

 ところが、同棲は「いまだけ」の関係で、できれば将来のことは考えたくないと、むしろ長期的展望から逃げています。将来のことを話すのはタブー。これでは、2人が共通の目標を持つのは不可能で、したがって、お金も貯まりません。

 同棲では、互いのプライバシーに立ち入るのはルール違反ですが、結婚してお金を貯めたいなら、どのくらい収入があるとか、どのくらい貯金があるかというのは、情報開示をしないといけません。

 本当にこの人と暮らしていけるか、と「テスト期間」として同棲するケースもあるようですが、でも結論は3ヶ月以内に出すことを強くすすめます。相手がぐずぐずと結婚を決断できない人だとしたら、結婚しても幸せにはなれませんし、そういう人はお金のことでも決断を下せません。別れるほうがあなたのためです。