長期休暇を取って、ものの見方が変わる経験をする。

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 私が大企業から社員5人の会社に転職する時、給料が安いのはあまり気になりませんでしたが、1つだけこだわったのが「長期休暇が取れるかどうか」でした。社長が「仕事に差し支えなければいくら休んでもいいよ」と言ってくれたので、入社を決めました。

 毎日会社に行くルーティンの生活をしていると、社外の友達がいたとしても、世界は固まってしまいがちです。考え方も価値観もそうなってしまいます。

 固まってしまわないためには、日常脱出がいちばんです。リフレッシュのために温泉やリゾートに行くのも悪くありませんが、それではちょっと足りません。最低でも1週間、できれば2週間くらい、文化の違う国に行き、違う空気を吸い、新しいものを見て、聞いて、食べて、体で体験してください。

 異文化体験、現地の人と交流するチャンスがあるとなおよいです。

 転職する時、退職と入社の間を長めに空けるのも手です。仕事を1ヶ月離れるのはちょっと勇気がいりますが、その価値はあります。私は2つめの会社を辞めた後、半年間オーストラリアで過ごしました。毎日の生活そのものをおおらかに楽しむ生き方には、大いに考えさせられ、その後の働き方にはそれに大きく影響を受けました。

 海外旅行は夏休みや正月前後のハイシーズンを外して、格安チケットを使えば、国内旅行より安くすみます。英語が少しできると、現地で安いホテルやツアーを手配できるから経済的です。

 長期の休みを取るには、計画性と思い切りが大切です。いちばん行きたい国から始めましょう。