10年後に目を向けると進むべき方向性が見えてくる。

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 20代は、現在のことだけで精一杯です。仕事も恋愛も今日と明日のことしか考えることはできません。がんばっても、せいぜい週末の予定まででしょう。それが現実です。

 でも、時々は、10年後に思いを向けてみましょう。

「いまは独身、アパート住まい、社会人3年目、給料はこれだけ。で、10年後には35歳だ。結婚もしているだおる。もしかしたら子どもが1人か2人いるかもしれない。そうしたら、住まいもアパートっていうわけにはいかない。3DKの賃貸マンションか?とすると家賃はいまの2倍はかかる。いまの会社にそのままいるんだろうか。いやいや、10年前に入社した人たちと同じような働き方は嫌だ。やっぱり5年以内には転職だな…」


女性なら、

「35歳の自分なんて相続したくない。やっぱりシミに小じわがあるのかな。せめて、おばさん太りは嫌。スポーツクラブを真面目に通おうっと。仕事ね。子どもは30歳くらいで産みたいけど、ずっと仕事は続けたいし…。出産後と出産前と転職はどっちが有利なんだろう……。その前に結婚もしなきゃな」


という具合でしょうか。

 細かいところまで具体的に考える必要はありません。でも、自分がどういう方向に行きたいのか、時々確認し、決意を新たにすることには大きな意味があります。

 人は何も考えないと、まわりの流れにのせられてどんどん流されていくものです。それが自分の価値観と違っていてもです。流れと違う生き方をしようとするなら、自分のゴールを見つめていて、ここぞというタイミングに、エネルギーを集中し、ピョンと流れから飛び出さなければなりません。

 それには、なりたい10年後の自分を思い描き、その「絵」(具体的なイメージ)を持っていることが必要です。流れがそこから遠ざかろうとする時に、気づくことができるのです。