生命保険は独身者なら医療保険だけで十分

 友達が大怪我したとか、病気で入院したということでもない限り、20代では「自分が病気する・入院する」という考えにはおよびません。確かに、確率は50代や60代に比べるとずっと低いですが、その可能性はあるということです。私の友人でも、20代で交通事故、子宮がんなどで入院した人たちがいます。

 入院のリスクには、きちんと保険で備えておきたいものです。入院した時にお金(給付金)が払われる保険を「医療保険」といい、生命保険会社や損害保険会社が販売しています。

 医療保険は保険料が安いです。20代なら、入院1日につき5000円の給付金が出るタイプで、保険料が月1500円くらいから。保障をいろいろと充実させても、月4000円くらいでOKです。いろいろな種類がありますが、インターネットで調べて、とりあえず1つはいっておけば安心です。

 独身者の保険はこれだけで十分です。死んた時に遺族にお金が払われる保険はいりません。あなたが死んだ時、親や恋人、友達は悲しんでくれるでしょうが、経済的には誰も困らないですよね?

 会社の昼休みなどに攻めてくる生命保険の営業職員は、独身者にも死んだ時に2000万円くらいのお金が出る保険をすすめてきます。間違ってもそんな保険に入ってはいけません。不必要な死亡保障のために保険料を払うのはどぶにお金を捨てるようなものです。毎月1万円として1年で12万円、10年で120万円ですから大金です。

 お金持ちになるには、ムダなお金は使わないことです。生命保険にも同じ厳しい態度でのぞみましょう。