仕事を教えてくれて、その上給料もくれる。会社はとてもありがたい。

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 お金を貯める第一歩は、就職することだといったらびっくりしますか?

 もちろん、一度も就職せずに、フリーランスのライターになったり、学生時代に企業したりして成功し、お金持ちになる人もいます。しかし、それらは少数派です。誰にでもできることではありません。

 会社に入るというのは、ずいぶん窮屈です。ある人たちにとっては、苦痛以外のなにものでもないかもしれません。それでも、一度は就職することをすすめたいとおもいます。特に大きな会社に。そこでは得られるものが多くあります。

 30代以降の転職は、即戦力を求められるのでキャリアが必要です。しかし、新卒や20代での就職・転職であれば、たいていの会社は仕事を教えてくれます。給料をもらいながら仕事を覚えられるのです。これは嘘みたいにおいしい話です。こんな親切な国は日本くらいです。海外では新卒といえども即戦力が期待されます。ですから、学生時代からインターンシップなどで実力を磨くことが当たり前なのです。会社で嫌なことがあったとしても、勉強の代価だと考え、しばらく1~2年は我慢してみることです。

 仕事が覚えられるだけではありません。会社を通して、ビジネスがどう成り立っているか、会社の意思決定の構造はどのようになているのか、どうやってお金を儲けるのか、などを実地で見ることができます。その気がない人には見えませんが、見たい人には見えるものです。

 これは、後に会社を辞めた時、大いに役に立ちます。フリーランサーになったり、独立起業した時には、「会社」を相手に取引して、お金をもらうことになるのです。

 私は、大学を卒業して大企業に1年、中小企業に5年勤めましたが、両方のタイプで働いたことは、独立してからもとても役に立ちました。前者では、研修で仕事の技術を身につけ、大企業の意思決定システムを知りました。後者では、仕事を通してノウハウを学び、多くの刺激的な人たちと知り合うことができました。どちらも私にとっては大きな財産です。

 「自分は会社員には向かない」と思っている人ほど、早いうちに、会社で学べることを最大限学ぶことをおすすめします。集中して短期間で学ぶのです。