信用取引、ワラント、外貨証拠取引は、絶対手を出しちゃダメ。

ホーム  > 貯金ゼロでも1億円貯めるコラム  > 信用取引、ワラント、外貨証拠取引は、絶対手を出しちゃダメ。


 いろいろな投資商品に手を出して、予想以上に儲かったりすると、より「ハイリスク・ハイリターン」のものに挑戦したくなります。

 ネット証券では、株式の信用取引や、外貨証拠金取引、ワラントができるところも多いですが、これには絶対に手を出してはいけません。

 これらは、ここまで紹介したリスク商品とは比べものにならないほど、リスクが大きいのです。

 ワラントは、投資金額がゼロになる可能性があります。文字通り紙切れになるわけです。

 株の信用取引や外貨証拠金取引は、たとえば100万円の取引をするのに、10万円の拠出金を預ければいい仕組みです。仮に100万円が110万円に10%値上がりすると、10万円の儲けになります。10万円の投資額に対して10万円の儲けですから、10%の値上がりで100%の利益が出ることになります。思い通りに行けば、ものすごいハイリターンとなります。

 しかし、逆に10%動くと10万円の損となります。投資額はゼロになってしまいます。20%下がれば、20%の損となり、追加で10万円を支払う必要があります。

 10万円しか持っていない人が損をしたら、と考えると恐ろしいリスクがあることに気づきます。損を限定するような取引の方法もありますが、それにしてもリスクが大きすぎますし、絶対に手を出してはいけません。

*****

株式の信用取引

→元金(委託保証金)と証券会社から借りた資金で、元金のおよそ3倍の「株式」の売買をする。売りから入ることもできる。元金は30万円から取引可能です。思惑がはずれると、途中で追加証拠金が発生することもあります。期限までに売り買い両方の注文を出して精算します。


外貨証拠金取引

→元金(証拠金)の10倍程度の資金を借り、「外貨」を売買します。元金10万円から取引可能なところもあります。為替が思惑と反対に動くと、途中で追加証拠金を払い込むことにもなります。中小の専門会社の強引な勧誘が問題になっています。


金先物取引

→先物市場に上場されている、金先物を5〜10%の証拠金を差し入れて売買をします。約6万円から取引可能なところもあります。金価格が思惑と反対に動くと、追加証拠金を払い込むことにもなります。期限までに精算する必要があります。


商品先物取引

→商品先物市場に上場されている「商品(原油、小麦など各種)」先物を、数%の証拠金で売買します。約30万円から取引可能なところもあります。商品価格が思惑と反対に動くと、追加証拠金を払うことになります。一部の会社の強引な勧誘が問題になっています。


カバードワラント

→株式などの「買う権利」や、「売る権利」を売買する商品です。5000〜5万円程度で購入ができます。株価が予想と反対に動くと、投資金額がゼロになることもあります。