逃げの転職ではなく、ステップアップの転職をしなければ意味がない。

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 転職には2種類あります。逃げの転職とステップアップの転職です。


 逃げとは「いまの職場の○○が不満だから」という理由で移るものです。たとえば、残業が多すぎるから、給料が安すぎるから、上司が嫌な人間だから……。世の中には完璧な、あなたの希望に100%合う職場なんてありません。ですから、次の職場に行っても、やはり不満がたまり、同じ転職を繰り返してしまうことになります。そんな転職は、職を変わるごとに、給料も待遇もどんどん下がってしまいます。

 一方、この会社なら自分がやりたい仕事ができるから、もっと自分の専門性が伸ばせるからという理由で会社を変わるのがステップアップです。こちらは、場合によっては一時的に給料が下がることはあっても、長い目で見ると、大きなプラスになります。自分の能力を伸ばせます、能力が伸びれば自信も増します。もちろん収入も後からついてきます。

 ステップアップ転職なら、何度繰り返しても問題はありません。ただし、自己満足にならないよう気をつけてください。客観的に見てもステップアップであることが大切です。

 転職の時は、自分の能力「市場価値」を客観的に評価せざるを得ません。これはとても意味のあることです。実際に転職をしなくても、3年に一度くらいは自分の市場価値を評価してみましょう。