株入門は1万円から買えるインデックス・ファンドから。

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 実は、個人が買える「ファンド」は、2000以上あります。数え方によってはもっとあります。

 この中から、どれを選ぶかはすごく難しそうですが、最初に買ってみるべきなのは、実は決まっています。「インデックス・ファンド」です。どの証券会社、銀行でも必ず売っています。

 インデックスとは英語で指標とか指数とかいう意味です。何かの動きをとらえる目安になる数字です。ここでは、株の動きを表す数字と覚えておけば問題ありません。

 株式は毎日(土日祝日以外)、証券取引所というところで、取引されて、値段がつきます。人気のある会社の株は上がり、そうでない会社の株は下がります。景気がよくなると、どの株も全体的に上がり、景気が悪くなると、全体的に下がります。

 日本で一番大きな株の取引所「東京証券取引所」では約1500の大企業の株式が取引されています。

 株で儲けるには、上がる株を安く買うことが鉄則ですが、1500もある中から、上がりそうな株を選ぶのも大変ですし、それをできるだけ安く買うのもこれまた大変です。

 そこで「ええい、全部買ってしまえ」というのがインデックス・ファンドの発想です。さきほどの東京証券取引所一部の株全体の動きを表すのが「東証株価指数」です。インデックス・ファンドは全銘柄を買いますから、それと同じ動きをするようになっています。しかも1万円で買えるのです。

 東証株価が10%上がれば、10%上がり、5%下がれば5%下がります。約束はできませんが、株価は長い目で見れば上がります。預金よりも儲かるといわれています。長い目というのが、5年なのか10年なのかは問題ですが。

 実は90年から2001年まで、日本の株価は下がりっぱなしで、この間に株を持っていた人、買った人はそのほとんどが損をしました。

 でも「もうそろそろ上がってもいいんじゃない」という周期が何年かに一度必ず現れます。日本以外の外国でもそういうふうに考えています。長い目=5年として考えても、これからインデックス・ファンドを買うメリットはかなりあると個人的には考えています。