資格とは、実力と経験が伴わなければ何の役にも立たない

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 気をつけたいのは、自己投資=資格取得と勘違いする人が多いことです。勘違いさせようとしているスクールも多いのが現状です。とくに女性は、いろいろな資格を取って、それを持っているだけで満足している人も多くいます。10個以上も資格を持っているけれど、どれも使っていないという人に会ったこともあります。

 資格は使ってこそ意味があります。使わない、使えない資格ならとるだけ損です。時間もお金もです。

 資格を取ろうと考えるなら、それが具体的にどんな役に立つか考えてみましょう。

 スクールは「この資格さえ取れれば人生はバラ色」「収入アップ」「簡単に転職できる」「独立開業もできる」と宣言しますが、だいたいは誇大広告です。資格の勉強を始める前に、その資格を持って仕事をしている人に、直接会って話しを聞いてみるべきです。

 20代前半なら、実務経験がなくても資格を持っていることが、就職や転職の武器になることはあります。しかし30歳以降にものをいうのは、実務経験と仕事の実力です。資格は運転免許だけでも、社長として成功している人はたくさんいます。

 生かせない資格をとるより、いまの仕事の実力を磨くほうがずっと実りが大きくなります。