1%でも高い利回りをめざす。いつまでも不況やデフレは続かない。

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 生活口座は、利息がほとんどつかなくても困りません。取り分け口座も、お金が寝ているのは1〜2年ですから、わずかな金利の差は問題ありません。緊急費口座は金利が高いほうがいいですが、生活費1〜2ヶ月分ですから、申告に考えるほどのことではありません。

 一方で増やす口座は別です。これからこのお金は10年、20年、30年と増やしていきます。金額もどんどん増えますし、期間も長くなりますから、年数%の金利差が数百万円の差になってきます。

 25歳から毎年手取り年収の10%を積み立てたとして、金利1%、3%、5%の場合で、60歳時点の残高はそれぞれ約2100万円、2900万円、4100万円になります。期間が長くなればなるほど増え方のカーブが大きくなるのは、利息が利息を生む「複利の力」です。20代から貯金・運用を始めることで、複利の力を最大限に利用することができます。

 金利が低いいまの日本で、5%の利回りは夢のように思えますが、1990年代のアメリカで、株式相場が年平均20%上昇したこと、日本でも利回り8%の貯蓄商品が存在したことを考えると、投資法を工夫することで、長期では十分に実現できる数字だといえます。もちろん、銀行預金や郵便貯金などの「安全な商品」だけでは、達成できないので、少しずつ投資の腕を磨くことが必須です。