多重債務に陥ったら、1日も早くSOSを。

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 ここまで、「キャッシングは絶対に禁止」、「リボ払いや分割払いもやめるべき」、「クレジットカードは3枚以上持ってはいけない」というお話をしました。

 しかし、あなたはすでに複数の金融機関からキャッシングしていて、返済に苦しんでいるかもしれません。気をつけていても、将来、何かの拍子に多重債務で苦しんでいる人もいるかもしれません。そんな時は、1人で悩んだり苦しんだりせずに、1日も早く「専門機関」に相談することです。

 人に話しにくい「借金」のことですし、自分に悪い点があることもわかっているので、多重債務に陥っている人は、自分だけで問題を抱え込んで、人に相談しない傾向がとても強いといえます。ところが、多重債務の怖いところは、日に日に借金が膨れ上がってしまうことです。解決が1週間遅れると1週間分、1ヶ月遅れると1ヶ月分借金が増えていきます。でも、そんな時、友達に相談してもラチはあきません。

 絶対にやってはいけないのは、友人に借金をして金融機関に返済することや、友人に保証人になってもらって新たに借金をすることです。大切な友人を失うことや、問題に巻き込んでしまうことになります。

 
 市区町村の相談窓口や、各地の消費生活センターでは、無料で専門家が相談にのってくれます。財団法人日本クレジットカウンセリング協会でも相談を受け付けています。有料ですが、弁護士や司法書士に依頼する方法もあります。NPOなどが相談窓口を設けている場合もあります。

 借金の問題は必ず解決できます。問題から逃げてはいけません。