ホーム > 貯金ゼロでも1億円貯めるコラム > 親元通勤は29歳まで。独立しなければ経済的に病気になります。
親の家から出て一人暮らしをすると、家賃も光熱費も食費もかかります。できるだけ長く自宅にいたほうが、お金がかからなくて楽な生活ができると考えて、実行する人が増えています。これを
「パラサイト(寄生)」と呼びます。
就職して数年は給料も安いですし、家賃の高い都心では、ひとり暮らしはかなり大変です。数年は親元で生活することも仕方のないことです。しかし、ずっとこの状態を維持してしまうのは絶対に避けてください。
収入の全部を自分のお小遣いにできるというのは、一見すると天国のようですが、実はそれは大きな落とし穴です。永遠には続くことはありませんし、長く親元で暮らしていると、「自分の収入で生活できる」とはとても思えなくなります。実際に、あなたのその能力はどんどん衰えていきます。
ずっと歩かないでいると、足の筋肉が衰えていくのと同じ理屈です。
ましてや、結婚して自分の収入で(もちろんパートナーと合計できますが)、家族を養うなんてことは想像できなくなってしまいます。
苦労はしても「自分の収入で生活する」という体験はなるべく早くすることをおすすめします。こうすることで、限られた収入で何とかやりくりする「技術」、「生活力」が身につくのです。優先順位をつけることや、欲望をコントロールすること、貯金の計画を立てることなどといったことが上手くなります。この技術はTOEICや税理士の資格よりも大きな価値があります。
これがないと、本当の意味での独立はできませんし、当然結婚もできません
人として一人前になりたいのであれば、遅くても30歳になる前に、親元を出てください。「家を出る」という目標があれば、独立のためにお金を貯めることもできますし、お金の使い方も考えるようになります。
結婚相手に「ずっと親元で生活していた人」を選ぶと、必ずお金のことで苦労します。個人的には、親から独立して生活していた人を相手にすることをおすすめします。