20代で転職して、会社をアテにせず生きる自信を身につける

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 一度は会社に就職してみようと薦めましたが、できれば一度転職してみることもお勧めします。


 自分が働いたり、一緒に仕事をしたり、友達の話を聞いたりしますが、会社というのは百社百様です。毎日朝礼があるところ、12時までの残業が当たり前のところ、残業がほとんどないところ、ひどい男女差別があるところ、女性だけの会社、体育会系の会社など、本当に面白いです。

 ところが、1つの会社だけしか知らないと、それが会社の標準=世界の標準と思い込んでしまい、世界や価値観がものすごく狭くなってしまいます。そうすると、その会社の中だけでしか通用しない人間になってしまいます。あるいは、ほかの会社で通用する実力を持っていても、「自分はこの会社の中でしか生きていけないんだ」と思い込んでしまいます。それはとても悲しいことです。

 会社は外から見るのと中から見るのではずいぶん違います。ですから一度転職をして、まったく違う環境を体験してみる価値は大きいのです。会社を出て生きていける自信もつきます。

 自信というのはとても大切です。何かに自信を持っている人間というのは、外から見てもわかります。自信のない人間に仕事はきません。お金もきません。ですから転職には意味があるのです。